古河機械金属が、地上鉱山技術を応用し深海のレアアース採掘に挑む。JOGMECと連携し試作機を開発、特許数は国内トップ級。米政権の支援姿勢も後押しに。日本EEZ内の資源発見や大平洋金属の事業化計画など、商用化への機運が高まっている。
財務の視点から見ていく。研究開発費(赤棒)増加は売上高総利益率(オレンジ)を改善させる効果を持つが、販売費及び一般管理費比率(黄)を悪化させる。逆もその逆です。
古河機械金属は、研究開発費(赤棒)を抑制することで、売上高総利益率(オレンジ)が低下する傾向にありましたが、同時に販売費及び一般管理費比率(黄)も低く抑えることに成功し、結果として売上高営業利益率(水色)は堅調に維持されてきました。
未来への投資にはやや控えめな姿勢ながら、その堅実なオペレーションによって企業の財務体質は着実に改善。企業力総合評価も上昇トレンドにあり、「攻め」に転じる準備は整いつつあります。
さらに、トランプ政権による対中国政策が深海資源開発に追い風を与える可能性も。世界的な資源獲得競争が激化する中、古河機械金属の次なる一手に大きな注目が集まります。
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