財務指標の意味
貸借対照表の左側の資産の合計額です。負債と純資産の合計額と同額です。
財務指標理解の基礎知識
貸借対照表の左側には資産額が、右側には負債と純資産の合計額が記載されており、両者の金額は常に一致します。
ただし、金額が一致していても、左側(資産)の情報は資産効率の分析に、右側(負債・純資産)の情報は資本効率を評価する財務指標の算出にそれぞれ活用されます。

時系列分析と他の指標・数値との関連性
下記は、ロングライフホールディングの貸借対照表(BS)の過去8年間の推移を示したものです。2022年10月期を最後に上場を廃止したため、それ以降のBSデータは公表されていません。
右側には、流動負債(オレンジ)、固定負債(薄いオレンジ)、純資産(グリーン)が表示されており、左側には流動資産(ブルー)と固定資産(水色)が記載されています。
赤字が続いたことにより、純資産は緩やかに減少し、それに伴って総資産も縮小傾向にあります。


- 企業の成長が無料で一目でわかる
- 上場企業4000社、非上場企業1000社の最新の分析結果
財務指標利用の注意点
資産の増加は、業績の拡大や積極的な投資を行った結果である可能性があります。一方、資産の減少は、赤字の継続などにより資産が目減りしていることを示す場合もあります。
こうした変化を正確に把握するためには、資産の各科目をドリルダウンして分析することや、損益計算書などを参照し、どの要因が資産額に影響を与えたのかを確認することが重要です。
併せて読みたい
資産合計と金額が一致する負債純資産合計を説明しています。