財務指標の計算式・意味
計算式
負債合計+純資産合計
貸借対照表の右側の負債と純資産の合計額です。同額の資産を保有しています。
財務指標理解の基礎知識
貸借対照表の左側には資産額が、右側には負債と純資産の合計額が示されます。これらの金額は常に一致します。
金額が同じであっても、左側(資産)の情報は資産効率の分析に、右側(負債・純資産)の情報は資本効率の財務指標を算出する際に利用します。

時系列分析と他の指標・数値との関連性
下記は、川崎重工業の貸借対照表(BS)の過去10年間の推移を示したものです。右側には、流動負債(オレンジ)、固定負債(薄いオレンジ)、純資産(グリーン)が表示されています。
純資産は緩やかに増加していますが、それに比べて負債(流動負債+固定負債)の増加幅が大きいことが分かります。このことから、資金調達を通じて投資を拡大している可能性が考えられます。


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財務指標利用の注意点
負債・純資産合計の増減を確認すると同時に、負債および純資産それぞれの変化にも注目することが重要です。なお、純資産は場合によってはマイナスとなることもあります。
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負債純資産合計と金額が一致する資産合計を説明しています。