“財務相性”で選んだパートナー──ユニ・チャームと豊田通商、ケニアで挑む地産地消モデル

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ユニ・チャームは、豊田通商と共にケニア・ナイロビに新会社を設立し、アフリカ市場での本格展開に乗り出します。これまでの輸出・委託型モデルから脱却し、商品開発・マーケティング・生産をすべて現地で完結させる「地産地消モデル」へ転換します。 資本金約22億円、出資比率はユニ・チャーム75%、豊田通商25%。将来的には自社工場の設立も視野に入れ、2030年までにケニアでの売上高を20倍に拡大するという強気の成長シナリオを描いています。 財務の視点から見ても、この両社は“似た者同士”。企業力評価は右肩上がり、営業効率も改善傾向。固定資産が着実に増える安定成長型です。会社設立において、財務体質の近さは信頼構築の土台。まさに堅実な両社が互いに選び合った理想的なパートナーシップと言えるでしょう。 #ユニチャーム #豊田通商 #アフリカ市場 #ケニア進出 #新興国ビジネス #財務分析 #グローバル戦略

250619豊田通商・ユニ・チャーム企業力総合評価営業効率BSバランス
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山本 純子
山本 純子
株式会社SPLENDID21 代表取締役。企業評価・経営者評価のスペシャリスト。 多変量解析企業力総合評価「SPLENDID21」というシステムにより、通常の財務分析ではできなかった経営全体を「見える化」するシステムを提供。 近年では様々な企業が本手法を利用して莫大なデータより有用な情報を引き出し、実際の経営に役立てています。 代表者プロフィールはこちら
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株式会社SPLENDID21 代表取締役。企業評価・経営者評価のスペシャリスト。 多変量解析企業力総合評価「SPLENDID21」というシステムにより、通常の財務分析ではできなかった経営全体を「見える化」するシステムを提供。 近年では様々な企業が本手法を利用して莫大なデータより有用な情報を引き出し、実際の経営に役立てています。 代表者プロフィールはこちら
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