モスフードサービス 2002年まではマクドナルドの増収に引っ張られた

Facebook
X
Email
Print
目次

今回は、厳選素材バーガーを特色にFC展開している株式会社モスフードサービス(以下モスフードサービス)の連結財務諸表の分析を見てみましょう。

モスフードサービスは、1972年3月12日東京都板橋区成増で1号店をオープンさせました。モスフードサービスは、素材を厳選し、注文を受けてから作る(「新鮮な物をお召し上がり頂きたいので敢えてお時間を頂いております」と断り書きをしている)など、いわゆるファーストフード店の中でもスローフードのような作りをしているのが特徴です。

 

それでは、各指標の推移を見てみましょう。

モス分析

総合評価の推移は、比較的安定的です。営業効率は右肩上がり(黄緑矢印)で、生産効率は下がり(オレンジ矢印)になっています。売上高を重視する経営から、質を重視する経営への転換がはかられています。

モスフード企業力総合評価

2005年度の当期損失(下表)は、減損会計適用の影響によるものです。

モスフード売上高利益率時系列データ1

マクドの影響分析

まとめ 

2002年まではマクドナルドの増収が気になり、迷いがあるように見えます。実際、値引きやセットメニューでマクドナルドと同じことをしています。2003年から独自路線をしっかり歩んでいます。モスフードサービスは、売上高が721億円から582億円に減少していても、経常利益は21億円から32億円に増加しています。極めの細かいサービスを行なえば、無思慮な量的拡大を行なうよりも良い結果が出せるという典型例として理解できると思います。

SPLENDID21NEWS第17号【2007年4月15日発行】をA3用紙でご覧になりたい方は下記をクリックしてください。

sp21news017モスフード0704

 

Facebook
X
Email
Print
Picture of 山本純子
山本純子
株式会社SPLENDID21 代表取締役。企業評価・経営者評価のスペシャリスト。多変量解析企業力総合評価「SPLENDID21」というシステムにより、通常の財務分析ではできなかった経営全体を「見える化」するシステムを提供。 近年では様々な企業が本手法を利用して莫大なデータより有用な情報を引き出し、実際の経営に役立てています。 代表者プロフィールはこちら
Picture of 山本純子
山本純子
株式会社SPLENDID21 代表取締役。企業評価・経営者評価のスペシャリスト。多変量解析企業力総合評価「SPLENDID21」というシステムにより、通常の財務分析ではできなかった経営全体を「見える化」するシステムを提供。 近年では様々な企業が本手法を利用して莫大なデータより有用な情報を引き出し、実際の経営に役立てています。 代表者プロフィールはこちら
関連記事

新日本科学ZOOM解説会のご案内 日時:2026年7月29日(水) 20時から30~60分程度 料金:下記 申込期限:7月27日(月) 正午 実施方法:オンライン(ZOOM)お申込み方法:ページ下部のお申込みフォームから […]

新日本科学の事業概要 株式会社新日本科学(鹿児島県)は、連結子会社26社、持分法適用会社7社から構成される企業グループで、1960年に国内で初めて非臨床試験(安全性潰れにくさや長期資金繰りについての統合指標。 詳しく見る […]

第135回 内本町倶楽部 研究テーマ BS(貸借対照表)は会社の未来を映す ― 財産・利益・投資の流れを読み解く ― 日時:2026年8月27日(木)18時30分~ 会場:会議室 クレードル 住所:大阪市中央区内本町1- […]

新着記事
カテゴリーで探す
目次